所長に起きた出来事や思ったことをつづります
所長つれづれ
今日のできごと
知財セミナー2022
成田商工会議所、千葉県発明協会、日本弁理士会関東会との共催で、知財セミナーを行いました。
今回は、成田商工会議所を借りてのセミナーでしたが、オンライン(ウェビナー)でのハイブリッド開催となりました。
セミナー内容としては、新しいアイデアが出た場合に考慮すべき特許の話と、実際にブランドを育てるときに注意すべき商標の話、の2本立てでした。
特許の話は相田悟弁理士に、商標については若田充史弁理士に講師をお願いしまし、それぞれわかりやすく解説いただきました。
なお、最近、ZOOM等の会議ではハイブリッド(実際の会場とオンラインの併用)で開催すると、大体半々くらいの割合であったため、セミナーもハイブリッドで開催してみたのですが、オンライン参加者のほうがかなり多かったです。
実際、会議ではコミュニケーションが多く必要なため、会場での出席に大きなウェイトがある一方で、セミナーはコミュニケーションというよりは情報取得が主であるため、会場のメリットをあまり感じられないのかもしれません。
したがって、次回からオンラインを活用する場合は、オンラインのウェイトを大きくしたほうが良いかな、と少し反省しました。
ただ、オンラインとすると、地域性が薄くなり、千葉県内の独自性が出しにくくなってしまうため、この点の工夫はあるのかなと反省。
著作権セミナー11/30
本日は東京で著作権の研修を開催させていただきました。研修に読んでいただいた職能大の方々、ご参加いただいた方々に深くお礼申し上げます。
内容としては、いつもの通りですが、6時間にわたる著作権の講義でした。
講義の内容としては、おおむね、①著作物とは何か、②著作権の内容(効力や権利期間)、③著作物を使用することができる場合(引用、著35条等)、④事前質問及びその回答、について、ニュースや実例をもとに説明しました。
その資料は、今までもらった事前質問を合わせるとパワーポイントで300スライド以上となる超大作です。
このようなセミナーの企画をいただいたときは、6時間も話せるのかな?と思いましたが、実際かなり端折って早口でも2時間以上はかかり、ゆっくり話すとこれくらいはやはり必要になってしまいます。
事前質問は非常に実務的な内容であり、はっきり白くつけられるものではないことも多いのですが、頭の整理も含め、自分の勉強になります。やはり実践は大切ですね。
常に実務家でありたい、そう思わせてくれる非常に貴重な体験です。
マラソン大会
今日は、お台場で開催されたマラソン大会「第11回国債大使館フレンドリーラン」に参加しました。
この大会には、私が所属する連合的会派の5会派(5チーム)が参加し、1週2kmを10周、合計20kmのタイムを競いました。
私としては会派の企画側に回りましたので、エントリーはしましたが走るつもりはなかったところ、当日になってコロナ感染症の濃厚接触者が急遽数名出たため欠席となり、結局私も走ることになりました。走っている感を出すためにランニングウェアで参加したことが良かったのか、悪かったのか。。。。
私は10周のうち2周を走りましたが、いずれも途中で歩いてしまい、また、毎周10人以上に抜かれるという情けない始末。普段の運動不足がモロに出てしまいました。ただ、残りの8周を残りのランナーが頑張ってくれたため、大会参加者全体のうちの7位という大健闘で、さらに参加した会派5チームの中ではトップという成績で、さらに申し訳なさ全開となってしまいました。。。。
来年はもう少し走れるように頑張ります。。。

第21回 ベンチャーカップCHIBA
11月25日に、千葉市産業振興財団のベンチャーカップCHIBAの最終審査が「三井ガーデンホテル千葉」にて行われました。
最終審査に残った6件のうち、私が支援させていただいた企業様が2社、相談いただいた方1名がノミネートされており、そのすべての方が最終的に受賞されていましたので、こんなうれしいことはありません。
そのうちの1社の方は、出願だけでなくプレゼンテーションの練習について打診を受け、審査会の直前まで資料について打ち合わせをさせていただきましたので、受賞大変うれしかったです。
ただ、受賞は事業成功の一ルートに過ぎず、これからより活発に事業を進めていただけることを確信しており、私も精いっぱいの支援をさせていただくつもりでおります。
私としては、発明相談→出願→公的機関の支援策提案&採択→ビジネスコンペ→受賞→販売促進→・・・というような支援メニューの活用提案が当事務所の強みであるようです。
という当事務所の宣伝でした!
権利化可能性の最大化
ブログの一覧を確認していたところ、最近、実務に関する記事が少なくなっているのが気になりましたので、今日は実務的な話題を一つ。
特許出願をより確実に成立させるための方策についてです。
権利化の可能性を高めたい発明についてはどうすればよいかというと、下記の方法をとることが重要です(出願する以上、権利化の可能性を高めたくないということはなかなかないと思うのですが。。。)。
①特許出願する→②すぐ早期審査をかける→③拒絶理由通知を受け取る→④必要な対策をとる。
まず、①特許出願をするのは大前提ですね。
一方で、特許出願をすると、1年6月で審査の状況を問わずその内容が公開となります。逆に言うと、1年6月経過しない限り、その内容は公開されない、ということになります。
一度公開されてしまうと、その出願内容は公知となってしまう(自分の出願が自分の類似の発明についての権利化を邪魔してしまうことになる)ため、権利化のハードルが上がり、少しの改良程度では権利化が難しくなってしまうことを意味します。しかし逆に、公開されない限り、自身の出願が権利化の邪魔することがない、ということになります。
つまり、出願後すぐに早期審査をかけ、その発明の内容が公開される前に審査の結果を受け取ることができれば、拒絶理由対応がしやすくなる、ということです。
より具体的には、拒絶理由通知を受けたその特許出願に対して、(A)その明細書内で反論が可能であればそのまま意見書及び手続補正書を提出し、(B)明細書内での反論が難しければ、この特許出願を基礎として反論可能なポイントを追加して優先権主張を伴った出願を行い、改めて早期審査を行い、権利化を目指す、ということになります。特に(B)は、1年以内(公開前)であるときに限ってできる重要な方策です!
こうすれば、費用が掛かってしまいますが、成立の可能性をかなり高めることができます。
ただ、気を付けなければならないのは、優先権主張の基礎となった特許出願の審査は「止まってしまう」ということです(基本的に基礎となった特許出願は優先権主張した特許出願があるため不要なことが多いのですが。。)。
昔、上記の方針で拒絶理由を受け取り、上記(A)の意見書と補正書の提出と、(B)の優先権主張による別の出願と早期審査、を同時に進めたことがありました。
しかし、日がたっても(A)についての審査官からの回答が来ず、しびれを切らして審査官に電話したところ、特許庁のシステム上の問題により、優先権主張の基礎となった特許出願については審査が止まってしまう、ということが判明しました。
上記の方策をとったときは、基礎の出願で権利化を図り、さらに優先権主張もすることでこちらも確実に権利化を図る、という非常に欲張った方策をとったのですが、まさか止まっているとは思わずびっくりしました。
放置すると基礎出願は1年3月で取り下げ擬制となるので、それまでに査定をもらっておけば取り下げとならないと思っていたため、正直焦りました。
このような場合、審査官にコンタクトをとり、審査を止めないようにお願いしておくことが重要ですね。
この点について、いろいろな弁理士さんに聞いたのですが、私の周りでは誰も知らなかったため、情報提供です。