所長に起きた出来事や思ったことをつづります
所長つれづれ
今日のできごと
市原発明相談(2025/9/17(Wed))
今日は諸事情により、通常水曜日の執行役員会が木曜日に移動したため
本来木曜日であった市原市産業支援センターの相談日が本日に変更。
午前は特許の中間対応についての相談。
拒絶対応の内容の説明と、取るべき対応についてご説明。
午後はWeb会議1件と発明相談1件。
相談の合間を縫って日本語から英語への翻訳。
東南アジア諸国への出願の場合、一度英語に翻訳してから現地語に翻訳したほうが安いという不思議現象を活用。
文法についてはGrammarlyを使用して文法チェックを行い、
翻訳漏れのチェックやその正確性の確保については生成AIを使うのが正確性を期す上で非常に便利。
翻訳は公開情報になっているものを行うので問題はないのですが、もちろん念のため生成AIについてはOpt-Out設定済みのものを使用。
市原での発明相談終了後、市川まで移動し、クライアントと発明相談。1件。
その後一度自宅に帰り、翌日の役員会準備のため東京の事務所に移動。
記名押印と署名捺印の違い
よく契約書では「記名押印」と「署名捺印」って言葉を使います。
「記名」と「署名」はそれぞれ名前を記載するということなのですが、
記名は、具体的にはプリンタ等ですでに名前が印字されているような状態ですね。
一方、署名は、具体的には手書き自書のことです。
また「押印」も「捺印」も、印鑑を押すということなのですが、
「記名」の場合は「押印」を、「署名」の場合は「捺印」を意味します。
基本的にいずれでも有効なのですが、署名押印の方が証明力が高いといえるものというようです。
確かに、記名押印の場合は、勝手にプリンタで印字して、印鑑を押してしまえば別人もできますので、
自書して押印したほうがより証明力は高そうですね。
偶に、「記名捺印」だったり、「署名押印」って言葉が使われる契約書があるのですが、
これはちょっと恥ずかしいのと、この契約を見るとシロウトさんだなって思われてしまうようです。
執行役員会(2025/9/03(Wed))
本日は日本弁理士会の執行役員会。
朝から夕方まで弁理士会の活動について議論しました。
秘密事項も多く、これ以上の記載は控えさせていただきます。
夕方から日本弁理士会の機関の会議に出席。
その後飲み会に突入。
研修委員会(2025/9/02(Tue))
午前中は打合せが無かったため、たまっていた特許出願明細書の修正。
午後は弁理士会会務として、ワーキンググループに出席。
夕方、弁理士協同組合の委員会にWebにて出席。
夜、日本弁理士会関東会千葉委員会の飲み会に参加。
今年度は本会の副会長になっているため、千葉委員会から抜けています。
千葉委員会が立ち上がってから20年ほどたちますが、千葉委員会でなかったのは今年が初めて。
知財セミナー(2025/09/01(Mon))
4月から日本弁理士会の副会長を拝命しており、
バタバタしていたこともあり、また書きにくいことも多く、ブログを休んでいました。
5カ月が経過し、バランスをとりながら
少しずつまた始めることにしました。
今日は午前中、Web会議にて弁理士会会務。内容は秘密事項。
午後は、千葉県産業振興センターの知財セミナーを担当させていただきました。
参加者は60名ほどで、かなり熱心に聞いていただけたこと大変感謝しております。
私の経験から生成AI関連の発明の類型を分析し、生成AIを利用する発明の権利化の際のポイントについてご説明させていただきました。
ただ、セミナーでの質問や終わった後のご意見では、例示としてちらっと見せた私のプロンプト及びプロンプト修正の方法に興味があるらしく、結構質問をいただきました。
プロンプトのコツについては別の機会にお話しさせていただこうかなと思います。