記名押印と署名捺印の違い

よく契約書では「記名押印」と「署名捺印」って言葉を使います。

 

「記名」と「署名」はそれぞれ名前を記載するということなのですが、

記名は、具体的にはプリンタ等ですでに名前が印字されているような状態ですね。

一方、署名は、具体的には手書き自書のことです。

 

また「押印」も「捺印」も、印鑑を押すということなのですが、

「記名」の場合は「押印」を、「署名」の場合は「捺印」を意味します。

 

基本的にいずれでも有効なのですが、署名押印の方が証明力が高いといえるものというようです。

確かに、記名押印の場合は、勝手にプリンタで印字して、印鑑を押してしまえば別人もできますので、

自書して押印したほうがより証明力は高そうですね。

 

偶に、「記名捺印」だったり、「署名押印」って言葉が使われる契約書があるのですが、

これはちょっと恥ずかしいのと、この契約を見るとシロウトさんだなって思われてしまうようです。

2025年9月14日 | カテゴリー : つれづれ | 投稿者 : admin