授業:技術者倫理

 今日は溜まった業務をこなす日。

 毎年担当している千葉大学工学部の2回の授業が10月上旬に決まっていたのですが、私の予定との調整がうまくいかなかったため、1回目はオンライン授業とさせていただきました。

 今日はそのための資料調整と録画。コロナ禍による自粛がなくなってオンライン授業は少なくなりましたがまだ残っているとことで一安心。

 授業を受ける学生にはネタバレにはなってしまいますがすでにシラバスでも言っていることですし、毎年同様の説明をしているので秘密には該当しないということで。。。

 テーマは、技術者と知的財産権について

 具体的な内容は、大きく分けて、①大学や企業の研究開発成果は営業秘密として保護されているということ、②大学等が外部機関と共同開発を行う際に必要とされる契約について

 ①は、遺伝子スパイ事件や新日鉄とポスコのケース等の具体的な事案を多数ニュース記事を引用等しながら説明して不正競争防止法について説明する部分で、②は、秘密保持契約や共同研究契約等の各種契約とその一般的な条項について説明します。

 最近は転職する際に企業外に営業秘密を持ち出して逮捕されるケースが増えています。私としては、知的財産に関するニュースを集めておいて、授業やセミナーの際にネタ帳として説明させていただいています。

 知的財産権は身近なものである一方、なんとなく難しそうということで敬遠されることが少なくないため、少しでも聞いたことがあるインパクトのあるニュースを引用して用いることで分かりやすくすることに努めています。

 という営業トークでした。

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