大学で授業を行いました。
14回シリーズの4回目。
知的財産を活用したヒット商品のまとめと、企業における知的財産戦略の話。
企業の知的財産戦略では、まず「オープン・クローズ戦略」の話をしました。
ざっくりいうと「知的財産権は、その独占排他的な権力を用い、自社の技術を独占する『クローズ戦略』が原則であるが、クローズ戦略だけでは不利になることが多いため、技術を開放する『オープン戦略』をとらざるを得ないことも少なくない」という話。過去のいろいろなニュースで具体例を示しながら説明しました。トヨタの開放特許とか、キャノンのプリンタとか。。
また中小企業の知的財産戦略の章では、もう少し具体的に、千葉県内の公的機関による人的支援と費用的支援(助成金の活用)の話をしました。「勢いのある中小企業はこれらの制度をうまく使っていますよ」という話をしながら。。
スタートアップに興味のある学生を対象とする授業のため、知的財産権法の概論とは少し異なる授業を試みているのですが、もう少し学生寄りにしたほうが良かったのかもと少し反省。