こだま国際特許商標事務所

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助成金関係

小規模持続化補助金の採択

 昨年12月初旬に応募期限があった第10回小規模持続化補助金(一般型)について、昨日採択の発表がありました。 

 商標の相談をいただき、商品の開発等販売促進に必要な費用の相談を受け、その内容に基づいて適切な補助金として小規模持続化補助金を勧め、その申請書類の作成についてもお手伝いさせていただきました案件があり、その発表を確認しましたところ、

 何とか無事採択されていました!!

 採択率が60%程度と比較的高い補助金ですが、採択されてほっと一安心です。

 小規模持続化補助金は、商工会議所地区と商工会地区とで管轄が異なるため、HPを間違えてみていると「ないぞ。落ちたか~」と思ってしまうので、きちんとどちらの地区で出したのかは確認してかないとですね。

商工会議所HPの採択者一覧
商工会HPの採択者一覧

 弊所では、商標や特許の出願等の相談は当然ですが、これを製品化して世の中に出していくために必要な助成金の紹介、その申請書作成支援、更にはビジコンやその発表アドバイス、販促コーディネータ等への紹介等ができますよ、というアピールでした。

 

小規模持続化補助金(第5回)

 少し前の話になりますが。書き忘れていたので。

 千葉県内、市原市のお客様と相談でお話していたところ、試作品の費用や出願の費用について心配があるとお話しいただいたので、小規模持続化補助金についてご説明したところ興味があるとのことで、今年度第5回の募集にお手伝いさせていただきました。弁理士が?と思うかもしれませんが。

 そして先日の発表があり、無事採択されました。倍率は2倍程度でした。

 小規模持続化補助金は、3分の2の補助率で最大50万円です。

 75万円の事業を行うと50万円の補助金が戻ってくるというものであり、試作品の材料費や弁理士の書類作成費用に充てることもできます。

 このように、補助金や助成金を活用することで、費用負担を下げることだけでなく、その他の副次的な効果があります。

 特に小規模持続化補助金は、1年を通じて複数回募集されておりますので、「タイミングを合わせやすい」というところが利点です。

 ただし、申請のタイミングを事業の計画と合わせることも非常に需要ですので「すぐではないけど相談する」ということが実は重要だったりします。

 さらに、補助対象になる費用、対象にならない費用、書き方(捉え方)によっては対象になる費用等様々です。補助金や助成金の種類によって出るもの出ないものがありますのでここは注意が必要な点あるあるです。

 また、これらの補助金の申請書については書き方にコツがあります。

 個々の点につきましては、事業内容を踏まえて適切な補助金や使い方をご助言できると思いますので、ご興味のある方は是非とも当初までご相談ください。

 弁理士は新しい技術を文章で表現してその素晴らしさを主張することで特許権を主張する専門家であり、その主張の技術で助成金申請を上手に扱うことができます。もちろんそれ以外に必要がことはあるのですが。。

 ただ、実際に弁理士の方が補助金申請の具体的な支援等をやっている人は少ないかな。飲み会の席でも会議でも、は?てされるし、あんまり内容知らないみたいだし。

 今年も補助金や認定について色々ご支援させていただいておりますが、今のところいずれも一通り採択されております。今年は運がよいです。

 小規模持続化補助金に関しては、次回は2022年2月4日になります。

 現在1社準備中です。連勝記録がストップしないよう頑張ります。

審査員と発表者 in審査会

 いろいろなところで審査委員を担当させていただくことがあります。大変光栄なことでございます。

 今日は、ここでカッコ付けて理想論のお話。

 さて、審査会における審査委員の役割とは何でしょうか?

 審査員にとっては「点数をつけて申請内容を評価する」というのが本来の仕事であり、これ以上でもこれ以下でもありません。究極的には。

 でもですね。発表のある審査会では。。
 私は、審査委員に求められる重要な役割は「発表者にベストプレイをさせること」「その上で公平に審査すること」だと思っています。

 もう少し具体的に言うと、「発表者の言いたいことを十分に理解」して、「発表者が言い足りてなさそうな部分を察知」して、「その部分を引き出す質問」をして、「発表の補完」をさせる、ということです。発表の時間は短すぎるから。

 発表者とこのようなコミュニケーション、言葉のキャッチボールがうまく取れると、気持ちのいい発表になります。一方で、発表者とのコミュニケーションのずれがありすぎると、審査員としても凹んでしまいます。

 また、非常におこがましいところですが、追加として、私の質問の場合「こうしたらもっと良くなるのではないですか?」とか「この事業では、この点に注意してください」というメッセージを含めることが多いです。つまり、気づいてほしいことを質問という形で伝えるのです。

 たまに他の審査委員の方から「質問というよりコンサルだね」と言われることがありますが、実はそれが目的なときもあるのです。気づいていただけると助かります。

 また、できる限りうなずきながら話を聞くようにしています。「聞いていますよ。」「言いたいことは理解していますよ。」というように発表者と暗黙にコミュニケーションをとるつもりで。

 ですので、審査委員は敵だと思わないでください。というお話でした。

 実はこれは、企業で就職面接を担当していた時に総務課の担当者に常々言われていたことなんです。

 企業に就職活動で来てくれる学生さんには、就職面接でベストを尽くしてもらい気持ちよく面接が終わることで、 たとえ採用に至らなくても、その方の人格を否定するものではないこと、うちの会社を嫌いにならないでほしいこと、近い将来自分のお客さんになってもらいたいこと、を常々言われていました(少しいやらしい感じですけどね)。それが今の私の中にも根付いています。

 ※今日のブログは個人の感想です。効果には個人差があります。

 

 

千葉市中小企業等外国出願支援制度2次募集

公益財団の千葉市中小企業等外国出願支援制度が始まっています。

特許や商標などを外国に出願する場合に2分の1を助成する制度とのことです。
(上限:特許の場合最大150万円、商標の場合60万円等)
期間が短いのですが9月4日(月)が申請の期限ですので、興味のある方は下記をご参照頂くとよいと思います。

弊事務所でも案件を取り扱ったことがございますので、分かる範囲でございますがご説明することも可能です。

 

(公益財団法人)千葉市産業振興財団HP
http://www.chibashi-sangyo.or.jp/enterprise/kyoka-sosyutu/gaikokusyutugan.html