本日はなかなかの移動日和。
午前は木更津で商標の更新に関する相談の2回目。更新登録申請のお手伝い。
その後、千葉の産業技術研究所(加曾利)でクライアント同席のもと発明の打ち合わせ。
以前から相談を受けていたクライアントの出願を希望する発明についてのディスカッションを行いました。具体的には、権利化のためには必要なデータを取得していただけるところとして県の研究所を頼り、必要なデータの種類やその趣旨等についてディスカッションをしました。
よく弁理士は、出願するという手続のみをサポートし、その他の部分についてはタッチしない、というのがあるかと思いますが、私の場合は、県の産業振興センターの相談員や、千葉市財団、発明協会の理事長、大学講師、弁理士会関東会の千葉担当役員等のコネクションを活用し、今回のようなデータの取得や資金の調達等、そのために必要な人材の紹介というところも含まれていますので、この点はアピールポイントなのかな、と思っています。
その後、北上して勝田台経由で野田市での発明打ち合わせ。電気関係。
自社の改良製品に関し、特許出願に向けたスケジュール検討。販売の段階を確認し、必要な対応と活用可能と思われる助成金とそのタイミングについてアドバイスを行いました。
電気関係の発明の場合、電気回路としての特徴だけでなく、装置における各要素の配置に関する特徴も抽出しながら発明をブラッシュアップしていくことになります。このような発明発掘の手法は電機メーカーの特許部でいやというほど仕込まれたものですので、「こんな観点があったのか」と言ってもらえ、実際にその観点で特許が取れると本当に楽しい作業です。
そのあとは事務所に少し寄って、帰りました。