こだま国際特許商標事務所

知財を経営資源に! 千葉の弁理士

TEL.043-306-3109

〒260-0013 千葉県千葉市中央区中央3-13-7  コスモ千葉中央ビル401

クロスSWOT分析

クロスSWOT分析

 前回SWOT分析についてお話ししましたが、SWOT分析を行った後、その後どのように戦略を策定していくのかが重要です。

 そのため、「クロスSWTO分析」というものを行います。この分析はSWOT分析を行った後に行います。

 先日は、下記のようなフレームを埋めることにしました。

SWOT分析

 上記の表は3×3ですが、具体的には下記の表のように移動させします。S,W,O,Tの各セルには上記枠内に記載した項目をそのまま転記すると経験的に楽です。

クロスSWOT分析

 ①SO(強み×機会)

 強みと機会が重複するところは、「すっごいチャンス」ということですね。とがった企業を目指すならここを重点的に行くべきでしょう。ドラクエでいうところの「ガンガンいこうぜ」というところでしょうか。

  ここで、どんな対応を取ろうか、ということが戦略策定の方向付けとなります。ここを一生懸命考えます。

 

 ②ST(強み×脅威)

 強みと脅威が重複するところは、「油断するなよ」「脅威に備えよ」ということですね。具体的な脅威がある場合に、自分の強みでどのようにカバーしていくか、ということですね。

 

 ③WO(弱み×機会)

 ここは、弱いけれどチャンスだよ、ということです。ここはなかなか難しいですね。思い切って開拓してみるか、放置するか。選択を迫られますね。

 例えばSOの伸びしろが大きければこちらの優先順位は下がりますし、WOの改善による伸びしろのほうが大きければこちらを優先すべきかもしれません。

 

 ④WT(弱み×脅威)

 ここは、正直泣いてしまいそうなところですね。まさに「泣きっ面にハチ状態」です。対策ができればいいのですが、ここはあきらめて考えないようにするか(このようなことをいうのは建前上は禁句でしょうが) 、最小限の被害にとどめられるようにするのが吉ですかね。ドラクエでいうところの「いのちだいじに」ですかね。

 

 次回は、このSWOT分析の実際の例について、実際の例の説明ができれば、と思います。

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です