こだま国際特許商標事務所

　　

　よく聞かれるご質問に「私の発明は特許出願できそうですか？」というご質問があります。

　おそらくご質問の趣旨は、「私の発明は特許になりそうですか？」ということだと思います。

　ただ、このようなご質問をいただいたとき、実は、私の答えはほとんど決まっているのです。

　それは、
　「特許は、『できる』『できない』ではなく、『出願するか』『出願しないか』です。」

　確かに、特許権として成立させるためには、新規性や進歩性といった特許要件があり、これらの要件を満たさないと特許権として成立しません。

　ですが、出願しない限り、特許権として成立することはありません。
　仮に私が「難しいです」といっても、あくまで私の判断であり、実際に出願すれば特許権として成立することはあり得るのです。実際、「無理かも知れないですが、ダメもとで出してみますか」という出願が成立することはよくあります。

　要は、「出願を行って拒絶されてしまうリスク」、「特許の審査に要する費用」、「特許出願を行うことによるメリット」を考慮して、「出すか、出さないか」を経営的な事項として判断いただくのが重要ということになります。

　弊所は、上記を事業的にご判断いただけるように、可能な限りリスクと費用を明確にし、ご判断いただくように心がけています。

　また、お客様の費用負担を低減できるような支援策を一緒に考えていきます。